たとえば、CPU故障時は、システムの停止は不要で、CPU交換後に自動的に復旧します。また、HDD/SSD故障時は、システム停止は不要ですが、HDD/SSD交換後に二重化再設定が必要です。
上記を含め、故障時の交換部品と復旧方法は下表のとおりです。
故障部品 |
交換時の システム停止 |
交換方法 |
交換後の操作 |
チップセット, オンボードコントローラ(LAN/SAS/USB/Video), EXPRESSSCOPEエンジン, GeminiEngine |
不要 |
CPU/IOモジュール交換 |
自動復旧(*2) |
温度/電圧異常(*1) |
不要 |
CPU/IOモジュール交換 |
自動復旧 |
CPU,メモリ,電源ユニット,ファン |
不要 |
CPU/IOモジュールを抜き 該当部品を交換 |
自動復旧(*2) |
SASボード, LANボード(Linux/VMware) |
不要 |
CPU/IOモジュールを抜き 該当部品を交換 |
自動復旧(*2) |
Fibre Channelボード, LANボード(Windows) |
不要 |
CPU/IOモジュールを抜き 該当部品を交換 |
マニュアルで 二重化再設定が必要(*2) |
HDD/SSD |
不要 |
HDD/SSD交換 |
マニュアルで 二重化再設定が必要 |
バックプレーン |
必要 |
OSシャットダウン後 バックプレーン交換 |
OS再起動 |
内蔵DVDドライブ |
不要 |
FRONTユニットを抜き DVDドライブ交換 |
自動復旧 |
内蔵/外付けテープドライブ |
必要 |
OSシャットダウン後 テープデバイス交換 |
OS再起動 |
(*1)
センサ故障による場合であり、環境による場合は環境を改善してください。
(*2)
状況によって、MTBFクリアが必要になります。
ftサーバでは、ハードウェアコンポーネントのMTBF(平均故障間隔)を管理しています。コンポーネントで障害が発生した際、MTBFを再計算し、あらかじめ決められたしきい値を下回った場合は該当するコンポーネントの使用を中止(disable)します。
MTBFがしきい値を下回り、使用が中止されたコンポーネントであっても、MTBFをクリアすれば強制的に使用を再開(enable)させることができます。なお、MTBFをクリアし強制的に使用する際は、ハードウェア保守員に相談する必要があります。
MTBFクリア方法は下記をご覧ください。
・NECサポートポータル
http://www.support.nec.co.jp/PSHome.aspx
→[ハードウェア]
→[型番・モデル名から探す]
→ "型番 もしくは モデル名"で検索
→[製品マニュアル]
→(各モデルの)ユーザーズガイド
→メンテナンスガイド
-「ftサーバの保守作業」
<ご参考>
具体的な交換手順等は以下のメンテナンスガイドを参照ください。
・NECサポートポータル
http://www.support.nec.co.jp/PSHome.aspx
→「NECサポートポータル内検索」欄に ftサーバのN型番またはモデル名(例:R320h-E4)を入力して検索
→「製品マニュアル」をクリック
→該当するユーザーズガイドを選択
→メンテナンスガイドを参照
【ご案内】
Express5800シリーズのサーバ管理機能や、ftサーバなどNECならではのこだわり製品について理解を深めていただく為、目的に合わせた無償研修メニューをご用意しています。申し込み方法等、詳細は下記WEBサイトをご参照ください。
・
Express5800サーバ 技術認定制度 WEBサイト
販売店様個別研修も実施可能ですので、ご要望ありましたらお問い合わせください。
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