CLUSTERPRO:ファイルサーバーリソースマネージャー(FSRM)の機能を利用する環境でディスク系リソースの停止に時間を要します。対処を教えてください。
質問内容
ファイルサーバーリソースマネージャー(FSRM)の機能を利用する環境でディスク系リソースの停止に時間を要します。対処を教えてください。
回答内容
ファイルサーバーリソースマネージャー(以下、FSRM)の機能によりディスクへのアクセスが発生することにより、ディスクリソース/ミラーディスクリソース/ハイブリッドディスクリソースの非活性処理に時間を要することがあります。
以下のように、ディスク系リソース非活性処理を実行する前に FSRM の機能を一時停止することで事象を回避可能です。
<設定例>
-
Cluster WebUI/WebManagerを起動し、[設定モード]に切り替えます。
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以下の依存関係となるようにスクリプトリソースを2つ追加し、ディスクリソースの依存関係を変更します。
※ | 全体の依存関係は以下で確認できます。
・Cluster WebUIの場合: グループのプロパティ→[全体の依存関係]タブ
・WebManagerの場合: 左ペインのグループを選択→右ペインの[全体の依存関係]タブ
|
深度 |
名前 |
依存リソース |
1 |
script1 ※新規に追加するスクリプトリソース |
なし |
2 |
ディスク系リソース |
script1 |
3 |
script2 ※新規に追加するスクリプトリソース |
ディスク系リソース |
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script1の stop.bat の末尾に以下のコマンドラインを追加します。
net start datascrn
net start quota
net start srmsvc
net start srmreports
-
script2の stop.bat の末尾に以下のコマンドラインを追加します。
net stop srmreports
net stop srmsvc
net stop quota
net stop datascrn
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[設定の反映]を実行します。
※ | クラスタ起動状態の場合、グループの停止、クラスタサスペンド、クラスタリジュームを促すメッセージが表示されますので[OK]ボタンを押します。 |
製品名カテゴリ
補足/関連情報
このFAQの対象製品バージョンは以下のとおりです。
CLUSTERPRO X for Windows
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コンテンツID:
3150115242
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公開日:
2020年09月18日
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最終更新日:2023年04月28日
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