R320e以降の機種ではbuggrabberログ中のsysconfigファイル内にSSDの寿命残量が出力されます。
sysconfigの最後の"----- ftsmaint Output:"の中のディスクの情報(10/40/や11/40/スロット番号)の"Endurance"や"ALARM"の情報を参照することで確認可能です。
・buggrabberログのsysconfig中のSSDの寿命残量情報
H/W Path |
ディスクの位置です。
最初の2桁: モジュール番号(10はCPU/IO モジュール0、11はCPU/IO モジュール1)
最後の(3番目の)数字: スロット位置(1加算されます。スロット0 は 1、スロット7 は 8 と出力)
|
ALARM |
アラームです。
寿命残量がアラーム出力値以下の場合に出力されます。
該当しない場合、本項目は出力されません。
|
Endurance |
SSDの寿命残量(パーセント単位)と、アラーム出力値(パーセント単位)です。
SSD以外の場合は"-"と出力されます。
|
以下はデバイスパスID 10/40/1(CPU/IOモジュール0 のスロット0)およびデバイスパスID 11/40/1(CPU/IOモジュール1 のスロット0)に装填しているSSDの寿命残量を確認する場合の例です。
10/40/1 は、Enduranceの寿命残量が99%となっており、アラーム出力値以上となっているため、ALARMは出力されていません。
11/40/1 は、Enduranceの寿命残量が9%となっており、アラーム出力値のwarning 10% 未満となっているため、ALARMにアラームが出力されています。
・例
:
H/W Path : 10/40/1
Description : Disk Drive
:
Endurance : 99% (warning 10%, critical 5%)
:
H/W Path : 11/40/1
Description : Disk Drive
:
ALARM : Disk reached endurance warning threshold
Endurance : 9% (warning 10%, critical 5%)
:
以下の様にコマンドを順に実行することで、buggrabberログを出力し、
その中からSSDの寿命残量のみを表示して、buggrabberログを削除する
一連の操作を行うことができます。
※太字個所はコマンド入力個所を表します。
# /opt/ft/sbin/buggrabber --minimal
TARFILE = /home/BugPool/(buggrabberログ名).tar
# tar xf /home/BugPool/(buggrabberログ名).tar -O sysconfig | grep -B 12 "^Endurance" | grep -e "^H/W Path" -e "^Endurance" -e "^ALARM" | awk -F ':' '{if ($1 ~ /^H\/W Path/) print $2; else print "\t"$2}'
10/40/1
99% (warning 10%, critical 5%)
11/40/1
Disk reached endurance warning threshold
9% (warning 10%, critical 5%)
# rm /home/BugPool/(buggrabberログ名).tar
rm: 通常ファイル `/home/BugPool/(buggrabberログ名).tar' を削除しますか? y
#
※buggrabber内の他のファイルおよび、sysconfigの他の個所は内部ログのため、出力内容についてのお問い合わせには対応いたしかねます。
Red Hat Enterprise Linux v.7(Express5800/R320e-E4・R320e-M4)
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