InterSec/CS400l2上でIPv6が無効化されている場合「ESMPRO/ServerAgentService」の
起動に必要な「rpcbind」の起動に失敗することが原因になります。
以下のいずれかの方法にて対応をご検討ください。
A) InterSec/CS400l2上でIPv6を有効にする。
Management Consoleの下記画面の「■ 基本設定」の「IPv6ネットワーク」の
「使用する」を選択し「設定」ボタンを押す。
システム > ネットワーク 画面
※設定反映のためにシステム再起動を行います。
B) InterSec/CS400l2をIPv6を無効にした状態で運用したい場合は「rpcbind」の設定を変更する。
■設定手順
1) Tera Termで「SSH」でCSに保守用ユーザ(mainte)でログインする。
下記画面にてCSの「リモートシェル(sshd)」サービスが起動していることを確認し
起動していない場合は「起動」ボタンを押し起動させてください。
Management Console > サービス 画面
2) suコマンドで管理者に昇格する。
#su -
3) viエディタ等で「/usr/lib/systemd/system/rpcbind.socket」を開き、下記の行(「★」)の
先頭に「#」を追加し、コメントアウトする。
[編集前]
------------------
<中略>
# RPC netconfig can't handle ipv6/ipv4 dual sockets
★BindIPv6Only=ipv6-only
★ListenStream=0.0.0.0:111
★ListenDatagram=0.0.0.0:111
★ListenStream=[::]:111
★ListenDatagram=[::]:111
<中略>
--------------------
[編集後]
------------------
<中略>
# RPC netconfig can't handle ipv6/ipv4 dual sockets
★#BindIPv6Only=ipv6-only
★#ListenStream=0.0.0.0:111
★#ListenDatagram=0.0.0.0:111
★#ListenStream=[::]:111
★#ListenDatagram=[::]:111
<中略>
--------------------
4) 下記コマンドを実行し、設定反映のためにシステム再起動する。
#reboot