RHEL5向けのESMPRO/ServerAgentバージョン 4.2.30-3～4.4.20-2には、日本語設定ツールが含まれておらず、ESMPRO/ServerAgentの動作が英語となり、保守センタ側で障害を検出できない問題や、一部の通報内容やデータビューアの一部の表示が英語となる現象が発生します。

本ツールを実行することにより、ESMPRO/ServerAgentの動作を日本語(UTF-8)で動作します。

修正情報

結果異常

ESMPRO/ServerAgentの動作が英語となる問題があり、以下の影響がありました。
・エクスプレス通報サービスの通報内容(メール)も英語となり、
  保守センタ側で正常に受信できません。
  そのため、保守センタ側で障害を検出できない問題が発生します。
・ESMPRO/ServerAgentの一部の通報(※)内容が英語となる。
  ※syslogへのメッセージ出力、アラートビューアへの通報内容
・ESMPRO/ServerManagerのデータビューア→システム環境の一部の表示が英語となる。

本ツールを実行することにより、ESMPRO/ServerAgentの動作を日本語(UTF-8)で動作します。

原因はESMPRO/ServerAgentがサービス起動時のLANG(英語)で動作している為であり、
日本語(UTF-8)で動作するよう変更します。

Red Hat Enterprise Linux 5環境にインストールされたESMPRO/ServerAgentにおいて、
以下に該当する場合、対処が必要です。

  ファイルシステムのイベントを擬似的に発生させ、syslogに出力されたメッセージが
  英語となっている場合

  <ファイルシステムの擬似通報発生手順>
    1) root権限のあるユーザでログインします。
    2) ESMagntconfが格納されているディレクトリに移動します。
       # cd /opt/nec/esmpro_sa/bin/
    3) コントロールパネル(ESMagntconf)を起動します。
       # ./ESMagntconf
    4) 「ファイルシステム」を選択します。
    5) 「監視する」にチェックが入っていることを確認します。
    6) 「ファイルシステム」にマウントポイントが表示されていることを確認します。
    7) 「警告」項目に、現在使用しているファイルシステム容量より少ない値を
       設定します。
    8) [OK]ボタンで[ファイルシステム] 画面を閉じます。

ファイルシステムの容量警告イベントがsyslogに出力されていますので、
メッセージを確認してください。
※確認後は、手順7)の値をデフォルトに戻してください。

Red Hat Enterprise Linux 5環境にインストールされたESMPRO/ServerAgentにおいて、
以下に該当する場合、修正済みです。

  ファイルシステムのイベントを擬似的に発生させ、syslogに出力されたメッセージが
  日本語となっている場合

  <ファイルシステムの擬似通報発生手順>
    1) root権限のあるユーザでログインします。
    2) ESMagntconfが格納されているディレクトリに移動します。
       # cd /opt/nec/esmpro_sa/bin/
    3) コントロールパネル(ESMagntconf)を起動します。
       # ./ESMagntconf
    4) 「ファイルシステム」を選択します。
    5) 「監視する」にチェックが入っていることを確認します。
    6) 「ファイルシステム」にマウントポイントが表示されていることを確認します。
    7) 「警告」項目に、現在使用しているファイルシステム容量より少ない値を
       設定します。
    8) [OK]ボタンで[ファイルシステム] 画面を閉じます。

ファイルシステムの容量警告イベントがsyslogに出力されていますので、
メッセージを確認してください。
※確認後は、手順7)の値をデフォルトに戻してください。

Red Hat Enterprise Linux 5環境に導入済みのESMPRO/ServerAgentについて、
「対処が必要となる製品がインストールされているかを確認する方法」により
対象かどうかをご確認ください。

ダウンロードファイル内のreadme.txtをご参照ください。

なし

インストール済みのESMPRO/ServerAgentに対して、本ツールを実行してください。