以下のいずれかの方法にて、採取してください。
- ESXiホスト上で採取する
- VMware vSphere Clientを利用して採取する(ESXi6.0以前のバージョンの場合)
- VMware Host Clientを利用して採取する(ESXi6.5以降のバージョンの場合)
ESXi5.1以降のバージョンをご使用のお客様は以下の方法でも採取いただけます。
※ サポートログの生成は時間がかかる場合があります。
このため、ログ生成の操作実行後は数分程度お待ちください。
※ VMware vSphere Clientを使用する場合は、バージョンによって表示が異なる場合があります。
手順
ESXiホスト上で採取する
- ESXi6.7 以前のバージョンの場合
- ESXiホストにrootユーザアカウントでログインしてください。
- 以下のコマンドを実行して、サポートログを生成してください。
~ # vm-support
- 数分間経過後にサポートログが生成されます。
コマンド実行時の出力メッセージの最初と最後に出力フォルダのパス名及び出力ファイル名が表示されるため、ログが生成されていることを確認してください。
- 生成されたサポートログを採取(vShere Client/Host Clientを使用する端末等へコピー)してください。
採取後はESXi ホスト上のサポートログをrm コマンドで削除してください。
---------------------------------------------------------------------------
□ コマンド実行例
~ # vm-support
00:12:02: Creating /var/tmp/esx.ft.nec.com-2015-07-03--00.12.tgz ★ 出力パス
00:12:08: Gathering output from /usr/sbin/localcli hardware ipmi sel get -p -i -
:
:
The relevant logs from 192.168.1.38 should also be manually added to the incident report.
To see the files collected, run: tar -tzf
'/var/tmp/esx.ft.nec.com-2015-07-03--00.12.tgz' ★ 出力パス
---------------------------------------------------------------------------
- ESXi 7.0 以降のバージョンの場合
- ESXiホストにrootユーザアカウントでログインしてください。
- 以下のコマンドを実行して、サポートログを生成してください。
# /opt/ftsys/sbin/ftvm-support
- 数分間経過後にサポートログが生成されます。
コマンド実行時の出力メッセージの最初と最後に出力フォルダのパス名及び出力ファイル名が表示されるため、ログが生成されていることを確認してください。
- 生成されたサポートログを採取(Host Clientを使用する端末等へコピー)してください。
採取後は、ESXi ホスト上のサポートログはrm コマンドで削除してください。
---------------------------------------------------------------------------
□ コマンド実行例
# /opt/ftsys/sbin/ftvm-support
:
:
To see the files collected, run: tar -tzf
'/vmfs/volumes/xxx/esx.ft.nec.com-2021-01-21--04.57.617677.tgz' ★ 出力パス
# rm /vmfs/volumes/xxx/esx.ft.nec.com-2021-01-21--04.57.617677.tgz ★サポートログを削除
---------------------------------------------------------------------------
VMware vSphere Clientを利用して採取する(ESXi6.0以前のバージョンの場合)
- Sphere Client を起動し、rootユーザアカウントにて ESXi ホストに接続します。
- vSphere Client の左ペインにて、ESXiホストを選択します。
【注意事項】
ESXiホストを選択してください。
ft管理アプライアンスを選択した場合はESXiホストのログが取得できません。
- vSphere Client のメニューバーから、
[ファイル] -> [エクスポート] -> [システム ログのエクスポート] を選択します。
- 「システム ログの選択」画面ではデフォルト設定のまま[次へ]をクリックします。
【注意事項】
"PerformanceSnapshot" または "パフォーマンスデータの収集"はチェックしないでください。
"PerformanceSnapshot" または "パフォーマンスデータの収集"をチェックした状態でログ取得を行った場合、 CPUモジュール の切り離しが発生することでシステムFTランプが消灯し、バージョンによってはftサーバの部品交換を無停止で行えなくなる場合があります。
詳細については下記「関連情報」に記載しているコンテンツを参照してください。
- 「ダウンロード場所」の画面でログの出力先フォルダを指定し[次へ]をクリックします。
- 「終了準備の完了」の画面で内容を確認し、[終了]をクリックします。
- 「システム ログ バンドルのダウンロード」の画面が表示されます。
すべての ステータス が "完了" になるまでお待ちください。
- ステータス が "完了" になった場合は [閉じる] をクリックします。
- 指定した出力先に[VMware-vCenter-support-年-月-日@時-分-秒]フォルダが作成されるため、フォルダ配下のファイルを採取してください。
採取後はサポートログは削除してください。
VMware Host Clientを利用して採取する(ESXi6.5以降のバージョンの場合)
- Host Client(Webブラウザー)からrootユーザアカウントにて ESXi ホストに接続します。
- ナビゲータの[ホスト]を選択し、右クリックでメニューバーから[サポート バンドルの生成]を選択します。
- 「サポート バンドルが完成しました」画面が表示されたら、[ダウンロード]をクリックしサポートログのファイルを保存します。
- 生成されたサポートログを採取してください。
採取後はサポートログは削除してください。
- ESXi7.0 以降のバージョンの場合
Host Clientから、ホストを右クリックして「サポートバンドルの生成」メニューを選択する方法でサポートログを採取するとCPUモジュールの同期外れ(voter error)が発生しますので、この方法は使用しないでください。
ft管理アプライアンス上で採取する
※ ESXi5.0では一部のコマンドがサポートされていないため、本手順はご利用いただけません。
- ft管理アプライアンスにrootユーザアカウントでログインします。
- 以下のコマンドを実行します。
ESXi6.7 以前のバージョンの場合:
# esxcli -s <ESXi ホストのIP アドレス> system coredump buggrabber collect
ESXi7.0 以降のバージョンの場合:
# esxcli -s <ESXi ホストのIP アドレス> ftsys cstools buggrabber collect
- 数分間経過後、以下のコマンドを実行してサポートログがESXiホスト上に生成されていることを確認してください。
ESXi6.7 以前のバージョンの場合:
# esxcli -s <ESXi ホストのIP アドレス> system coredump buggrabber list
ESXi7.0 以降のバージョンの場合:
# esxcli -s <ESXi ホストのIP アドレス> ftsys cstools buggrabber collect
- 以下のコマンドを実行して、ESXiホスト上にあるサポートログをft管理アプライアンスにダウンロードしてください。
# wget --no-check-certificate https://<ESXi ホストのIP アドレス>:443/downloads/
<生成されたサポートログ>
【注意事項】
以下の Warning が表示される場合がありますが、無視していただいて問題ありません。
-------------------------------------------
WARNING: cannot verify 192.168.1.32's certificate, issued by `/O=VMware Installer':
Unable to locally verify the issuer's authority.
WARNING: certificate common name `localhost.ftteam.nec.com' doesn't match
requested host name `192.168.1.32'.
-------------------------------------------
- カレントディレクトリにESXiホストのサポートログがダウンロードされていることを確認してください。
- 生成されたサポートログを採取してください。
採取後はft管理アプライアンス上及びESXiホスト上にあるサポートログを削除してください。
ESXiホスト上のログは以下のコマンドを実行すると削除されます。
ESXi6.7 以前のバージョンの場合:
# esxcli -s <ESXi ホストのIP アドレス> system coredump buggrabber cleanup
ESXi7.0 以降のバージョンの場合:
# esxcli -s <ESXi ホストのIP アドレス> ftsys cstools buggrabber cleanup
---------------------------------------------------------------------------
□ ESXiホスト(192.168.1.32)のサポートログを採取する場合の実行例
# esxcli -s 192.168.1.32 system coredump buggrabber collect(ESXi6.7 以前のバージョンの場合)
# esxcli -s 192.168.1.32 ftsys cstools buggrabber collect(ESXi7.0 以降のバージョンの場合)
buggrabber-vmsupport-20150702.0240.tgz 12261265
# esxcli -s 192.168.1.32 system coredump buggrabber list
12261265 buggrabber-vmsupport-20150702.0240.tgz
# wget --no-check-certificate https://192.168.1.32:443/
downloads/buggrabber-vmsupport-20150702.0240.tgz
WARNING: cannot verify 192.168.1.32's certificate, issued by `/O=VMware Installer':
Unable to locally verify the issuer's authority.
WARNING: certificate common name `localhost.ftteam.nec.com' doesn't match
requested host name `192.168.1.32'.
HTTP request sent, awaiting response... 200 OK
Length: 12261265 (12M) [application/x-tar]
Saving to: `buggrabber-vmsupport-20150702.0240.tgz'
:
# ls -l buggrabber*
-rw-r--r-- 1 root root 12261265 Jul 2 11:43 buggrabber-vmsupport-20150702.0240.tgz
# esxcli -s 192.168.1.32 system coredump buggrabber cleanup(ESXi6.7 以前のバージョンの場合)
# esxcli -s 192.168.1.32 ftsys cstools buggrabber cleanup(ESXi7.0 以降のバージョンの場合)
# rm buggrabber-vmsupport-20150702.0240.tgz
---------------------------------------------------------------------------