ページの先頭です。
ここから本文です。

修正情報・ダウンロード

【ESMPRO/ServerAgent(Linux)】プロセスが異常停止する

概要

ESMPRO/ServerAgentの一部のプロセスが異常停止することにより、
停止したプロセスに関連した機能が使用できなくなります。

製品名カテゴリ

ESMPRO/ServerAgent

対象製品

品名 ESMPRO/ServerAgent
リビジョン
対象OS Linux
型番
修正情報

【説明】 
ESMPRO/ServerAgent 4.3.2-1(x86 type3)向け修正物件です。

【ファイル名】 
esmsa_thread-safty_4321update_x86.zip
(形式:zip サイズ:2.3MB)



種別

修正情報

障害区分

結果異常

障害内容/強化内容

ESMPRO/ServerAgentがマルチスレッドプログラムに不適切な関数を使用しているため、
複数のスレッド処理から関数の呼び出しがあった場合に競合する問題が発生します。

上記の影響によって、ESMPRO/ServerAgentの一部のプロセスが異常停止し、
当該プロセスに関連した機能が使用できなくなります。
本問題はESMPRO/ServerAgentの内部処理タイミングに依存するため、
問題が発生するプロセス及び発生タイミングは不定となります。

  # ESMPRO/ServerAgentのプロセスの機能概要については、以下のURLに公開している
  # 「プロセス情報資料」に記載しています。
  #   http://www.express.nec.co.jp/linux/dload/esmpro/docs.html

障害原因/強化理由

マルチスレッドプログラムに不適切な関数を使用していた処理を、
マルチスレッドプログラムに適切な関数を使用するよう修正しました。

対処が必要となる製品がインストールされているかを確認する方法

root権限のあるユーザで「rpm -qa | grep Esm」コマンドを実行し、
ESMPRO/ServerAgentのバージョンを確認してください。

  (出力例)
  パッケージ名の後ろの数字がバージョンとなります。
  以下の出力例の場合、バージョン4.3.6-2(type3)がインストールされています。
    Esmpro-common-4.3.6-2
    Esmpro-Express-4.3.6-2
    Esmpro-type3-4.3.6-2 

4.3.6-2以前であれば、本問題の対象環境です。
4.3.6-4以降であれば、対象外(修正済み)です。

対処が正しく適用されていることを確認する方法

ダウンロードファイル(esmsa_thread-safty_*.zip)に格納されているmd5ファイルを使用し、
修正モジュール適用後のMD5チェックサムを確認してください。
  1)rootユーザーでログインします。

  2)ダウンロードファイル(esmsa_thread-safty_*.zip)に格納されている
    md5ファイルを、任意のディレクトリに格納します。

  3)下記コマンドを実行し、mdsumをチェックします。
      # md5sum -c <md5ファイル名>

    OKが表示されれば、正しく適用されています。

対象機器

Linuxサービスセット サポートモデル
ESMPRO/ServerAgent for VMware Infrastructure 3(UL1032-002) サポートモデル
ESMPRO/ServerAgent for VMware(UL1032-102) サポートモデル

適用方法

===========================================
修正物件のインストール手順
===========================================
  1)rootユーザーでログインします。

  2)ダウンロードファイル(esmsa_thread-safty_*zip)に格納されている
    修正物件(.tgz)を、任意のディレクトリに格納します。

  3)手順(2)のディレクトリに移動し、tarコマンドで修正物件(.tgz)を展開します。
      # tar zxvf <修正物件(.tgz)>

  4)updateのディレクトリに移動し、ダウンロードファイルに含まれるesmupで、
    修正モジュールを適用します。
      # cd update
      # ./esmup -u

  5)以下のメッセージを出力されたら、修正モジュール適用完了です。
    ----------------------------------------
    Update:  successfully.
    ----------------------------------------


===========================================
修正物件のアンインストール手順
※修正物件のインストール前の状態に戻したい場合、実行してください。
===========================================
  1)rootユーザーでログインします。

  2)ダウンロードファイル(esmsa_thread-safty_*.zip)に格納されている
    修正物件(.tgz)を、任意のディレクトリに格納します。

  3)手順(2)のディレクトリに移動し、tarコマンドで修正物件(.tgz)を展開します。
      # tar zxvf <ダウンロードファイル名(.tgz)>

  4)updateのディレクトリに移動し、ダウンロードファイルに含まれるesmupで、
    修正モジュール適用前へリバースします。
      # cd update
      # ./esmup -r

  5)以下のメッセージが出力されたら、修正モジュール適用前への
    リバース完了です。
    ----------------------------------------
    Recover:  successfully.
    ---------------------------------------- 

補足

※以下、Red Hat Enterprise Linux を RHEL、VMware ESX を ESX、
  SUSE LINUX Enterprise Server を SLES と記載します。

・恒久対処は、ESMPRO/ServerAgentのバージョンを4.3.6-4以降に
  アップデートしてください。

  ESMPRO/ServerAgentをアップデート(サーバの再起動が必須)や、
  OSのアップデートを実施することが出来ない環境の場合、
  本記事の「修正情報」に掲載している物件の適用環境かどうかを
  ご確認ください。

  ESMPRO/ServerAgentのアップデートが可能かどうかの判断方法は
  以下の通りです。
    1)ご利用環境向けにESMPRO/ServerAgentのバージョン
      4.3.6-4以降がリリースされているか確認してください。
        ※RHEL5.4以降、RHEL6、SLES11SP1以降、ESX4はリリース済みです。

        - Linuxサービスセットの場合
          下記ウェブサイトからご確認いただけます。
             [ESMPRO/ServerAgentダウンロードページ]
              http://www.express.nec.co.jp/linux/dload/esmpro/esm4.html
                1)「【ソフトウェアのご使用条件】」を選択
                2)【ソフトウェアのご使用条件】をご確認のうえ「同意する」を選択
                3)ご利用環境(OS,アーキテクチャー)に応じて、リンクを選択
                4)サーバーモデルに応じたバージョンを確認

        - ESMPRO/ServerAgent for VMwareの場合
          下記コンテンツからご確認いただけます。
             [ESMPRO/ServerAgent for VMware サポート対象の追加物件]
              https://www.support.nec.co.jp/View.aspx?id=9010100940
                1)更新版ドキュメントをダウンロード
                2)インストレーションガイド(esmsa_inst_vma.pdf)の「3. インストール」に
                  記載している「●ESMPRO/ServerAgent パッケージの格納先一覧」から、
                  ご利用環境(OS,サーバーモデル)に応じたバージョンを確認

    ■4.3.6-4以降がリリースされていた場合
      前述のウェブサイトまたはコンテンツから、ESMPRO/ServerAgentを
      ダウンロードし、アップデートしてください。
      アップデート後は、サーバの再起動が必要です。

    ■4.3.6-4以降がリリースされていなかった場合
    1)ご利用環境のOSより新しいバージョンのOS(※)に対応した
      ESMPRO/ServerAgentのバージョンを確認してください。
        ※RHEL5.4以降、RHEL6、SLES11SP1以降、ESX4など
      [例]RHEL5.1をご利用の場合、RHEL5.10の最新バージョンを
          確認してください。

    2)上記1を確認した結果、ESMPRO/ServerAgentのバージョンが
      4.3.6-4以降の場合、現在のOSを新しいバージョンへ
      アップデートしてください。
      その後、前述のウェブサイトまたはコンテンツから、ESMPRO/ServerAgentを
      ダウンロードし、アップデートしてください。

      [例]RHEL5.1をご利用の場合、OSをRHEL5.10へアップデートした後、
          RHEL5.10に対応したESMPRO/ServerAgentにアップデート
          してください。

・ESMPRO/ServerAgentをアップデート(サーバの再起動が必須)や、
  OSのアップデートが実施できない場合は、
  本記事の「修正情報」に掲載している修正物件内に含んでいる
  relmemo.txtの「サポート対象」か確認してください。

    ■サポート対象の場合
       物件を適用してください。
        ・本修正物件適用によるサーバ再起動は必要ありません。
        ・ESMPRO/ServerManagerをご利用の場合、以下の現象が発生する場合がありますが、
          本修正物件でESMPRO/ServerAgent関連サービスの再起動をしているためですので、
          動作に問題はありません。
          - オペレーションウインドウ上の該当サーバが、一時的に灰色となる場合があります。
          - ESMPRO/ServerManagerで「サーバダウン時アラート送信」の設定をされている場合、
            アラートビューアに「サーバアクセス不能」通報が発生する場合があります。
  
    ■サポート対象ではない場合
     4.1.14-4の場合、以下のコンテンツに公開している物件を
     適用してください。
       9010102069 【ESMPRO/ServerAgent(Linux)】4.1.14-4向け修正物件

     4.1.14-4以外の場合、個別の物件を作成・提供させていただきますので、
     契約者専用窓口(NECカスタマーサポートセンター)に、ご連絡をお願いします。

【更新履歴】
2014/03/31 [補足]にダウンロード先を明記
2012/11/26 4.1.14-4向け修正物件公開終了
                   (他コンテンツに本件を含めた物件を公開したため)
2012/06/22 4.3.2-1(x86 type3)向け修正物件 追加公開
2012/01/16 4.1.14-4(x86/EM64 type3)向け修正物件 公開

関連情報

  • コンテンツID: 9010101448
  • 公開日: 2012年01月16日
  • 最終更新日:2018年10月12日
ここからページ共通メニューです。 ページ共通メニューを読み飛ばす。