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■注意事項
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【1】本修正物件の適用作業について
ストレージ制御ソフトの修正物件の適用作業は、基本的にはお客様による実施をお願いしております。
本コンテンツ内のアップデートガイドの内容に従って、修正物件の適用作業実施をお願い申し上げます。
【2】本修正物件の適用について
以下のいずれかの場合、本修正物件と合わせてソフトウェア(装置添付ソフトウェアを含む)の
バージョンアップを実施してください。
・ストレージ制御ソフトのリビジョンが0715以下の場合
・使用しているオプションソフトウェアのバージョンがVer7.1の場合
バージョンアップを同時に実施しない場合、時刻設定や時刻表示が正しくできない問題が
発生する場合があります。問題の解決には、以下の手順が必要です。
1.~3.はこの順序で実施してください。
1.ストレージ制御ソフトのリビジョン075Nへのリビジョンアップ(*1)
2.本修正物件の適用
3.SES FW修正物件(コンテンツID:9010101354)の適用
4.後述の「◇バージョンアップが必要なソフトウェア」について、最新版へのバージョンアップ
◇バージョンアップが必要なソフトウェア(*2)
- 媒体iStorageManager Express Setup and Utilityに含まれるソフトウェア (*3)
(ネットワーク設定ツール、JRE、NEC Storage Manager Agent Utility)
- WebSAM iStorageManager Suite (*4)
- iStorage ControlCommand (*4)
- WebSAM Storage PerforMate Suite (*4)
- WebSAM Storage PerforNavi (*4)
- WebSAM Storage RepNavi Suite (*4)
- iStorage ReplicationControl FileSystem Option (Linux 版) (*4)
(*1)ストレージ制御ソフトのリビジョン075Nの入手については、下記へ問い合わせてください。
契約、サービスに関するお問い合わせ
https://www.support.nec.co.jp/PSSupportAsk.aspx
(*2)バージョンアップについて
・PPサポートサービスをご契約されているお客様
下記「バージョンアップのお申し込みについて」をご確認の上、バージョンアップ媒体を
お申込みください。
・PPサポートサービスをご契約されていないお客様
下記へ問い合わせてください。件名のコンテンツID:xxxxxxxxxxにNECサポートポータルの
コンテンツIDを記入してください。
契約、サービスに関するお問い合わせ
https://www.support.nec.co.jp/PSSupportAsk.aspx
お問い合わせ分類:
ご契約内容について
件名:
NECサポートポータルコンテンツに関する問い合わせ
(コンテンツID:xxxxxxxxxx)
本文:
ストレージ制御ソフトと同時にバージョンアップするソフトウェアを
要求します。
使用装置:
使用しているソフトウェアのバージョン:
(*3)装置搭載ソフトウェア
(*4)オプションソフトウェア
【3】無停止アップデートに関する注意点
◆接続ホストからのI/O負荷に関する注意事項
無停止アップデートは、接続ホストからのI/O を一方のコントローラに片寄せしながらアップデートします。
このため、接続ホストからのI/O 負荷が高い状態で無停止アップデートすると、ひとつのコントローラに
負荷が集中し、I/Oの応答性能が低下する可能性があります。
また、アップデートコマンドの応答がなくなりアップデートが継続できなくなる可能性があります。
無停止アップデートを行う場合は、極力負荷が低い状態(※1)で実施することを強く推奨します。
(※1)負荷が低い状態
通常の半分程度の負荷状態でアップデートを実施してください。
WebSAM Storage PerforMate を購入している場合は、ホストディレクタの
BUSY 率により負荷状態の確認が可能です(※2)。
目安として二つのコントローラのBUSY率の合計が80%を超えない状態で
アップデートを実施してください。
(※2)ホストディレクタのBUSY 率は、WebSAM Storage PerforMate の統計情報
編集ツール(iSMprfedit コマンド)における「ホストディレクタ詳細レポート」、
または WebSAM Storage PerforNavi で参照することが可能です。
◆お客様の環境に関する注意事項
以下の1)~2)の条件を全て満たす場合に、業務を停止することなくストレージ制御ソフトの
アップデート(無停止アップデート)をすることが可能です。
1) 全ての業務サーバにマルチパスソフトウェアがインストールされ、
ディスクアレイとの間のI/O パスが冗長構成であること (*1)
2) 全ての業務サーバが、以下のa)~b)いずれかの条件を満たしていること
(*2,*3,*4)
a) OSがWindows、Linuxのいずれかであり、
NEC Storage Manager Agent Utilityが導入されていること
b) OSがVMwareであり、SPS for VMwareまたは、VMware環境向け無停止アップ
デートツール(prevent_hd.pl)が導入されていること
ただし、上記の条件を満たしている場合でも、以下の点には注意してください。
(*1)無停止アップデートに対応しているマルチパスソフトウェアは下記の通りです。
Windows:SPS for Windows 5.0 以降、またはMultipath I/O (MPIO)
Linux :SPS 5.0 for Linux 以降、またはDevice Mapper Multipath(OS標準のマルチパスソフト)
VMware :SPS for VMware 1.0 以降、またはVMware 標準マルチパス
以下の業務サーバでDevice Mapper Multipath を使用しての無停止アップデートはできません。
・ Red Hat Enterprise Linux 7.1 以降
・ Red Hat Enterprise Linux 6.7 以降
・ Red Hat Enterprise Linux 6.4 以降にdevice-mapper-multipath 0.4.9-87以降が適用されている
VMware ESXにSPS for VMwareをインストールしていない場合(VMware標準マルチパスを
使用する場合)は、VMware環境対応版のアップデートガイドの「1.5 VMware環境用ソフト
ウェアのインストール」に記載のソフトウェアが必要です。
SPS for Linuxを使用しているLinux業務サーバにおいて、Linux業務サーバに
割り当てられたすべての論理ディスクに対応するSPSデバイス(/dev/dd*)が必要です。
業務サーバのOSがVMware ESXで、iSCSI 接続かつホスト(LD セット)が
マルチターゲットモードの場合は、SPS 2.0 for VMware 以降を使用してください。
業務サーバのOSがWindows、LinuxでiSCSI 接続かつホスト(LD セット)が
マルチターゲットモードの場合は、NEC Storage Manager AgentUtility V9.2
以降を使用してください。
WindowsかLinuxの業務サーバにかぎり、NEC Storage Manager Agent Utilityが
インストールされていない場合に、SPSのI/Oパスの状態を手動で確認しながら
アップデートを行うことが可能です。
詳細はアップデートガイドの「表2 対応しているマルチパスソフトウェア」を
ご参照ください。
(*2)業務サーバが仮想化されている環境で無停止アップデートを行うためには、
ホストOSにマルチパスソフトウェアがインストールされている必要があります。
例外として、Hyper-V環境ではゲストOSにマルチパスソフトウェアをインストールした
環境で無停止アップデート可能な構成があります。詳細はアップデートガイドの
「表4 ゲストOSにマルチパスソフトウェアをインストールした状態で無停止アップデート
可能な構成」をご参照ください。
(*3)接続ホストがWindows Server 2003の場合に、WMIが正しく動作していないと無停止
アップデートのパスの片寄せがタイムアウトのエラーとなり、パスの片寄せが正しく
行われたか、手動で確認する必要があります。
この場合、片寄せが正しく行われていれば、無停止アップデートを行うことはできますが、
WMIを復旧するまで、パスの片寄せのたびにタイムアウトのエラーとなり、WMIの復旧時に
当該接続ホストの再起動(業務の停止)が必要となります。
(*4)接続ホストがVMwareの場合、以下の条件を全て満たす場合は無停止アップデートできません。
- 現在のストレージ制御ソフトのリビジョンが074Sより前の場合
- ESXホストのバージョンが5.0以降
【4】適用時の依頼/注意事項(ディスクアレイ装置への接続・ログインについて)
ディスクアレイ装置に、telnetやssh、ftp等で接続してログインする場合は、
フローティングIPを指定して接続することを強く推奨します。
フローティングIPを使用しない(コントローラのLANポートのIPアドレスを直接指定する)場合は、
以下のとおり確認し、必ず、アクティブ側のコントローラのIPアドレスを指定して接続してください。
誤ってスタンバイ側のコントローラのIPアドレスを指定して接続した場合、アップデート作業中に
意図せず接続(ログイン)が切断されるなどの異常が発生する場合がありますので、ご注意ください。
<確認方法>
telnet、またはsshを接続しログインした際のコマンドプロンプトの
末尾にコントローラの番号が表示されますので、接続したコントローラの
番号と一致しているか確認します。一致していない場合は、一旦、切断し、
指定しているIPアドレスを見直して再接続、再確認してください。
例:sysadmin@CNT-1#
この例では、アクティブ側のコントローラが1側であることを示します。
【5】適用時の依頼/注意事項(iSCSIモデルのみ)
アップデート後にコントローラを再起動する際、コントローラ内部のファームウェアの更新を
有効にするために再起動の途中で再度リブートがかかることがあります。
そのため、コントローラの起動時間が通常のときよりも延びてしまう場合がありますが、
アップデート処理としては正常な動作になりますので、そのまま装置が正常起動するまでお待ち下さい。
【6】適用時の依頼/注意事項(RemoteDataReplication利用時のみ)
RemoteDataReplication(RDR)ペアが設定されているディスクアレイをアップデートする場合、
アップデート前にRDRペアをセパレート完了状態にしてください。
また、レプリケート運用を行っている場合は、アップデート完了後にレプリケートを実施してください。
【7】適用時の依頼/注意事項(アップデート作業中の異常について)
・アップデート中にアップデートコマンドが異常終了したり、接続(ログイン)が切断されてアップデート
作業が継続できなくなった場合は、「iStorage アップデートトラブルシューティング」の
「アップデート中に原因を特定できない異常終了となったら」を参照して対応してください。
(「iStorage ストレージ制御ソフト アップデートガイド VMware環境対応版」を参照してアップデート
している場合は、同文書の「アップデート中に原因を特定できない異常終了となったら」を
参照してください)
・何らかの理由(装置故障など)でアップデート作業が継続出来なくなった場合は、「iStorage アップ
デートトラブルシューティング」の「アップデート作業が継続できなかったら・・・」を参照して
対応してください。
(「iStorage ストレージ制御ソフト アップデートガイド VMware環境対応版」を参照してアップデート
している場合は、同文書の「アップデート作業が継続できなかったら・・・」を参照してください)
・アップデート用のコマンドや、アップデートキャンセル用のコマンドが応答しなくなった場合は、
「iStorage アップデートトラブルシューティング」の「アップデートコマンドの応答が
なくなったら・・・」を参照して対応してください。
(「iStorage ストレージ制御ソフト アップデートガイド VMware環境対応版」を参照してアップデート
している場合は、同文書の「アップデートコマンドの応答がなくなったら・・・」を参照してください)
【8】データ移行機能利用時の注意事項(1)
・データ移行途中に装置停止が必要となった場合、または修正物件のアップデートを適用する場合は、
データ移行が完了してから実施するか、または、データ移行の中断指示を行ってから実施してください。
なお、データ移行を中断した場合は装置再起動後に再開指示を行ってください。
【9】データ移行機能利用時の注意事項(2)
データ移行機能を利用する環境では、以下のような現象が発生することがあります。
影響により問題がある場合は、(回避方法)にしたがった構成にしていただきますようお願いします。
(現象)
(1) レプリケーション管理のリンク画面で報告されるデータレプリケーション機能の
リンクパス情報に、データ移行のペアを構成するディスクアレイ装置間のリンク
パス情報が含まれる。
(2) iSMrc_arrayinfoコマンドの -linfo指定時に報告されるデータレプリケーション機能の
リンクパス情報に、データ移行のペアを構成するディスクアレイ装置間のリンクパス情報が
含まれる。また、データ移行元のディスクアレイ装置のニックネームが「-」で表示される。
(3) iSMrc_ldlist -crコマンドが以下のエラーを出力して異常終了する。
iSM13705: Receive data is incorrect. Data mismatch may has occurred in iSM/Server.
(影響)
RDRの正しいリンク情報を参照することができません。
ただし、レプリケート・セパレート操作でリンク情報を意識することはないため、
レプリケーションの運用への影響はありません。
(回避方法)
データ移行の移行元と移行先の双方のディスクアレイ装置を、1台のiSMから同時に
監視するように構成してください。
【10】ストレージ制御ソフトを掲載している関連情報のページ
(コンテンツID:9010106978)へ
アクセスできない場合
・PPサポートサービスをご契約されているお客様
NECサポートポータルへログインの後、再度アクセスしてください。
・PPサポートサービスをご契約されていないお客様
下記へ問い合わせてください。件名にNECサポートポータルのコンテンツIDを記入してください。
なお、回答にはお時間をいただく場合がございます。
予めご了承下さいますようお願いいたします。
契約、サービスに関するお問い合わせ
https://www.support.nec.co.jp/PSSupportAsk.aspx
お問い合わせ分類:ご契約内容について
件名:NECサポートポータルコンテンツに関する問い合わせ
(コンテンツID:9010106978)
本文:
ストレージ制御ソフトを要求します。
使用装置の機種 :
台数 :
装置のシリアルナンバー:
※装置のシリアルナンバーは、分からない場合は省略可能です。