【InfoCage PCセキュリティ】Microsoft Windows 11 2024 Update(バージョン 24H2) および Windows 11 Enterprise LTSC 2024 の対応について【動作検証結果】
2024年10月にMicrosoft社より提供された Windows 11 2024 Update (バージョン24H2)およびWindows 11 Enterprise LTSC 2024 において
InfoCage PCセキュリティ Ver 2.5/ 2.6 /2.7 /2.8 の動作について検証結果を報告いたします。
※Windows 11に対応するInfoCage PCセキュリティのバージョンは Ver2.5以降です。
Ver2.4以前のバージョンは Windows 11 未サポートです。
現状、下記6件の問題を検出しております。
現象1:ファイル暗号機能の右クリックで表示されるコンテキストメニューの仕様変更
現象2:旧OSから Windows 11 へのアップグレードについて
現象3:メディアロック機能の問題
現象4:iOSデバイスおよびAndroidデバイスが制御されない問題
現象5:DevDriveが制御できない問題
現象6:無線LANアクセスポイント接続制御の問題
お客様へは大変ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、
下記の内容をご確認の上、ご対応いただきますようお願いいたします。
■現象1:ファイル暗号機能の右クリックで表示されるコンテキストメニューの仕様変更
Windows 11では、コンテキストメニューの仕様が変更されていますので、
ファイル暗号機能にて、ファイルを暗号する際に右クリックで表示される
コンテキストメニューの操作が異なります。
<InfoCageシリーズ製品>
・InfoCage PCセキュリティ Ver2.5 /2.6 /2.7 /2.8
<対象OS>
・Microsoft Windows 11 Enterprise 日本語
・Microsoft Windows 11 Pro 日本語
・Microsoft Windows 11 Enterprise LTSC 2024
<暗号化手順>
1) 暗号化するファイルを右クリックする。
2) コンテキストメニューから [その他のオプションを表示]を
選択する。
3) InfoCage ファイル暗号の暗号化形式のメニューが表示され
ますので、使用する暗号化形式を選択する。
■現象2:旧OSから Windows 11 へのアップグレードについて
InfoCage PCセキュリティ導入された旧OS環境の、Windows 11への
アップグレードは未サポートです。アップグレードする際には、
InfoCage PCセキュリティ をアンインストール後、Windows 11への
アップグレードをお願いします。
■現象3:メディアロック機能の問題
管理外のフロッピーディスク(FD)挿入時にメディアロックされた場合、
FDを取り出してもメディアロックが解除されない場合があります。
<InfoCageシリーズ製品>
・InfoCage PCセキュリティ Ver2.5 /2.6 /2.7 /2.8
<対象OS>
・Microsoft Windows 11 Enterprise 日本語
・Microsoft Windows 11 Pro 日本語
・Microsoft Windows 11 Enterprise LTSC 2024
<発生条件>
以下の条件をすべて満たす場合に発生します。
・管理外のFDを挿入する。
・[メディアロック設定]のポリシーが「メッセージを表示する」
または「ロックする」である。
<対処方法>
・内蔵フロッピーディスクドライブ(FDD)の場合
パソコンの再起動が必要です。
※ポリシー「ロックする」の場合は、メディアロック画面には
シャットダウンボタンがないため、強制シャットダウンが必要です。
・外付けFDDの場合
外付けFDDを取り外します
■現象4:iOSデバイスおよびAndroidデバイスが制御されない問題
詳細はこちらを参照ください。
■現象5:DevDriveが制御できない問題
・DevDriveを使用した場合、PCセキュリティの一部の機能が動作しません。
<InfoCageシリーズ製品>
・InfoCage PCセキュリティ Ver2.5 /2.6 /2.7 /2.8
<対象OS>
・Microsoft Windows 11 Enterprise 日本語 (22H2以降)
・Microsoft Windows 11 Pro 日本語 (22H2以降)
・Microsoft Windows 11 Enterprise LTSC 2024
<対処方法>
・DevDriveを無効にしてください。
なお、DevDriveの既定値は未構成(C)の設定です。
<設定手順>
・ローカルグループポリシーエディターを開く。(ファイル名を指定して実行:gpedit.msc)
[コンピューターの構成] [管理用テンプレート> システム > ファイルシステム] を選択
[設定] [開発ドライブを有効にする] を無効に設定。
■現象6:無線LANアクセスポイント接続制御の問題
・無線LANアクセスポイントを接続禁止に設定しても、接続禁止にしたアクセスポイントに接続
できてしまう問題。
<対象OS>
・Microsoft Windows 11 Enterprise (24H2) 日本語
・Microsoft Windows 11 Pro (24H2) 日本語
・Microsoft Windows 11 Enterprise LTSC 2024
(※24H2より前のWindows11では発生しません)
<発生条件>
以下のポリシーを設定した場合に現象が発生します。
・ポリシー
ポート制御-デバイスの設定-無線LAN-詳細
無線LANアクセスポイント接続制御設定-制御方法
対象の無線LANアクセスポイントへの接続を禁止する
SSIDで禁止アクセスポイントを登録する。
<対処方法>
・OSの位置情報サービスを[オン]に設定する。
なお、位置情報サービスの既定値は「OFF」の設定です。
<設定手順>
・ [設定] [プライバシーとセキュリティ] [アプリのアクセス許可] [位置情報]を選択
位置情報サービスを[オン]に設定する。
製品名カテゴリ
対象製品
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コンテンツID:
3010104824
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公開日:
2025年02月28日
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最終更新日:2025年02月28日