システムストールの要因は多岐にわたるため、その調査には、OS 内部の動作状況からアプリケーションレベルの動作状況まで幅広く確認する必要があります。
カーネルメモリダンプには、アプリケーションの動作状況がメモリダンプ中に残されないため、アプリケーションの動作が要因であったケースなどでは、情報が不足して、詳細な原因の調査が困難となる場合があります。
以上の理由から、システムストールの調査には、カーネルメモリダンプより多くの情報が採取される完全メモリダンプを採取していただく事を推奨しています。
メモリダンプの種別を完全メモリダンプへ変更する方法については、以下のコンテンツを参照してください。
<補足>
カーネルメモリダンプの設定となっている環境でも、システムストールとなった場合は、電源ボタンによる強制終了ではなく、DUMP (NMI) スイッチを押してメモリダンプを採取して下さい。
メモリダンプの採取方法については、装置添付のマニュアルを参照してください。
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Express5800/ R320a / R320b の場合
ユーザーズガイド
→ 第7章 故障かな?と思ったときは
→ 障害情報の採取
→ メモリダンプの採取
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Express5800/ R320c 以降の場合
メンテナンスガイド(Windows編)
→ 1章 保守
→ 7. 障害情報の採取
→ 7.5 メモリダンプの採取
<留意点>
プライマリ側 CPU/IO モジュールの DUMP スイッチを 4 ~ 8 秒間押してください。スイッチを押す時間が長すぎても短すぎても、ダンプは採取されませんのでご注意願います。