●ストレージ診断カルテについて
ストレージ診断カルテをご利用頂く際には、事前に本モジュールのインストールが必要です。
ストレージ診断カルテおよびストレージ診断カルテモジュールについては
ストレージ診断カルテを参照してください。
●iStorage NSシリーズにおけるサーバ診断カルテサービスについて
iStorage NSシリーズにプリインストールされているサーバ診断カルテは、NECログ通報サービスのサービス状態「停止」の設定でインストールされております。そのため、エクスプレス通報サービス(HTTPS)を開局しても、サーバ診断カルテの通報は実施されず、サーバ診断カルテサービスを利用できません。
サーバ診断カルテサービスを利用する場合は、エクスプレス通報サービス(HTTPS)を開局した後に、サーバ診断カルテ セットアップガイド(Windows編)の付録「3. NECログ通報サービス 管理コマンド」を参照して、NECログ通報サービスを開始してください。
●Windows Server 2022、Windows Server IoT 2022 for Storage Workgroup、Windows Server IoT 2022 for Storage Standard環境で利用する場合の制限について
サーバ診断カルテ(Windows対応版)では、以下の情報に対して2024年7月に対応するように修正しました。ただし、対応以前に届いていた装置情報は収集していないため、サーバ診断カルテに表示される以下の項目は、対応時点からの累積稼働時間であり、実際の累積稼働時間とは一致しない場合があります。
ハードウェア構成情報の下記項目
・製品情報
・物理ディスク情報の累積稼働時間
・RAID物理ディスク情報の累積稼働時間
●Intel VROC(Virtual RAID on CPU)について
サーバ診断カルテは Intel VROC(Virtual RAID on CPU) に対応しておりません。このため、Intel VROC でRAIDを構成している場合、RAID情報が表示されません。
●サーバ診断カルテ(Windows対応版)の注意事項
サーバ診断カルテ(Windows対応版)では、下記の注意事項があります。
①対象装置が下記装置の場合、ハードウェア構成情報のCPU情報の下記項目が正しく表示されません。
2024年5月に修正をしました。2024年5月分カルテから正しい情報が表示されます。
・CPUの個数
・L1キャッシュサイズ
【装置】
・Express5800/T110m
・Express5800/T110m バリューモデル
・Express5800/T110m-S
・Express5800/T110k
・Express5800/T110k バリューモデル
・Express5800/T110k-S
・Express5800/R110m-1
・Express5800/R110k-1
・iStorage NS100Tk
②以下のRAIDコントローラを搭載している場合は、「サーバ診断カルテ(Windows対応版)Ver.1.9.5」以降のモジュールをご利用ください。
「サーバ診断カルテ(Windows対応版)Ver.1.9.4」以前のバージョンをご利用の場合
ハードウェア構成情報のRAIDコントローラ情報に該当するRAIDコントローラの情報は表示されません。
また、該当するRAIDコントローラに接続されているディスクのRAID論理ディスク情報および
RAID物理ディスク情報は表示されません。
【RAIDコントローラ】
・N8103-248
・N8103-249
・N8103-250
・N8103-251
・N8103-252
●Express5800/R120j-1M、Express5800/R120j-2M環境で利用する場合の注意事項
サーバ診断カルテ(Windows対応版)Ver.1.9.3以前のバージョンをご利用の場合、カルテの下記表示項目には対応しておりません。
①ハードウェア構成情報のシステムマネジメント情報のBMC FW バージョン
上記表示項目に対応した「サーバ診断カルテ(Windows対応版)Ver.1.9.4」を公開しましたので、本バージョン以降のモジュールをご利用ください。
●NIST SP 800-193サポートについて
NEC Express5800シリーズのNIST SP 800-193のサポートについては以下を参照してください。
https://sscms.pf.nec.co.jp/SupportPortal/Contents/View.aspx?id=3140109677
上記リンク先にある「NIST SP 800-193 準拠 運用」に対応した「サーバ診断カルテ(Windows対応版)Ver.1.9.6」を公開しましたので、本バージョン以降のモジュールをご利用ください。
●Windows Server 2025環境で利用する場合の注意事項
Windows Server 2025環境の場合は、「サーバ診断カルテ(Windows対応版)Ver.1.10.1」を公開しましたので、本バージョン以降のモジュールをご利用ください。
●Express5800/T110m、Express5800/T110m バリューモデル、Express5800/T110m-S環境での不具合について
【対象バージョン】
サーバ診断カルテ Ver 1.10.1 以前
【不具合内容】
サーバ診断カルテモジュールのインストーラーに不具合があり、インストールの方法(※1)によって、対象機器に正しいモジュールがインストールされず、正しくログ収集が行われない場合があります。
この影響により、以下の項目がサーバ診断カルテに表示されません。
- 「ハードウェアセンサ情報」- 「FANセンサ」
- 「ハードウェアセンサ情報」- 「電力センサ」
※1 本不具合に該当するインストール方法:
- EXPRESSBUILDERからのインストールの場合
起動メニューの「統合インストール」からサーバ診断カルテをインストールする。
- WEB公開 Ver 1.10.1 以前のインストールの場合
Cドライブ以外にモジュールsetup.exeを格納しインストールをする。
なお、サーバ診断カルテがプリインストールされた装置の場合、出荷状態では問題ありません。
対処方法等の詳細は
こちらをご確認ください。
●Ver1.10.2の注意事項
下記の該当機器ではサーバ診断カルテ Ver.1.10.2 モジュール は Cドライブに格納しインストールを実行してください。
対象機器:Express5800/T110m、Express5800/T110m バリューモデル、Express5800/T110m-S
Cドライブ以外にモジュールsetup.exe を格納してインストールを行うと、「IPMI タイプ判定処理に失敗しました。しばらく時間をおいてから再度お試しください。」とのメッセージが固定で表示され、インストールに失敗する場合があります。
●Ver1.1.0~1.8.0の修正情報について
サーバ診断カルテ(Windows対応版) NECログ収集サービスが、大量のメモリを消費する不具合がありましたので、
修正情報を公開しております。
サーバ診断カルテ(Windows対応版) NECログ収集サービスの修正モジュール をご確認ください。